ヤマト運輸(HD)は、’20年4月からの1年間で宅急便の取扱個数が初めて20億個を超え、過去最高の567億円の利益を稼いだという。
だが、今年の冬のボーナスは、大幅に減るようだ。
この道10年以上のヤマト運輸宅配ドライバー・牛込貴志さん(仮名・44歳)に、業況の移ろいを聞いた。
ボーナスは約3か月分も、昨年から約9万円減
約3か月分の冬のボーナスが昨年の72万円から63万円と約9万円減となったことについては、納得いかない様子だ。
根深いブラック体質も「同業他社よりマシです」
’17年に多額の残業代未払いが発覚し、230億円もの支払いに応じた。それに伴う一連の改革で、労働環境は向上したはず……。
「それでも昼休憩を取得できていないドライバーは多いし、サービス残業はまだある。根深いブラック体質は、完全に払拭できていない。でも、公休日数、労働時間、年収、企業ブランドなどを総合的に見れば、同業他社よりマシです」
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