箸墓古墳 宇宙から卑弥呼に迫る

箸墓古墳の航空レーザー測量図。後円部の頂上(中央やや右)に掘り返された跡はみられず、未盗掘の可能性が高まった

宮内庁が厳重に管理し、関係者以外は立ち入れない箸墓古墳(奈良県桜井市)。邪馬台国(やまたいこく)の女王・卑弥呼(ひみこ)の墓ともいわれるが、
内部の発掘はできず謎のまま。何とかして中の様子を知りたい−。地上が無理なら、空から、宇宙からと新たなアプローチを試みるのが
同県立橿原(かしはら)考古学研究所(橿考研)。上空からのレーザー測量では、樹木に覆われて見えない墳丘の姿が明らかになり、
石室のある後円部が築造時のままで未盗掘の可能性が高まった。
https://www.sankei.com/article/20211208-5BIHYWNRRBOPTAHNF5VSPH2CP4/