先月、兵庫県稲美町で住宅が全焼し、小学生の兄弟が死亡した火事で、殺人と放火の疑いで逮捕された伯父について、検察は刑事責任を問えるかどうか調べるため10日から、専門家による精神鑑定を行うことを決めました。
先月19日の夜、兵庫県稲美町の住宅が全焼して小学6年生の松尾侑城さん(12)と小学1年生の眞輝さん(7)の兄弟が死亡し、伯父の松尾留与容疑者(51)が殺人と放火の疑いで逮捕されました。

捜査関係者によりますと、伯父は警察の調べに対して容疑を認め、兄弟の両親にあたる妹夫婦にとって大切な子どもを傷つけようと思ったという趣旨の供述をしているということです。

これまでの捜査を踏まえて、神戸地方検察庁姫路支部は刑事責任を問えるかどうか詳しく調べる必要があるとして「鑑定留置」を裁判所に請求し、認められたということです。

期間は、10日から来年4月18日までのおよそ4か月間で、専門家による精神鑑定が行われ、検察は、その結果などを踏まえて起訴するかどうかを判断することにしています。

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