「ロードス島戦記」「魔法戦士リウイ」などで知られるライトノベル作家の水野良さんが2022年1月17日、NHKの古本特集にツイッターで苦言を呈した。SNS上では、古本売買の是非をめぐり賛否の声が上がっている。

水野さんは17日朝、テレビで特集された古本売買に関する情報について苦言を呈した。

「NHKの朝の番組で小説や漫画の『売り時』なるものを『解説』していて怒りを覚えた。消費者にとってのお得情報かもしれないが、作家と出版社にとっては最悪の利益妨害を推奨していたからだ」

 番組名は明言していないものの、同日朝の情報番組「あさイチ」(NHK)が「知ってます?いまどきリユース」として、本や洋服などを中古品店やフリマアプリで高く売るテクニックや、不用品を上手に手放す方法などを紹介していた。

 この投稿をめぐっては、リプライや引用リツイートで賛否の声が噴出している。

「法律で禁じられてないお得情報を紹介していることを叩くのはおかしいのでは」
  「だとしたら図書館とかも利益妨害なのか?売り時とかを考えて買うのはちょっと卑しいな〜とおもうけど、別に中古品自体には問題ないんでは」
  「映像や書籍などのコンテンツで利益を上げているNHK(周辺企業)さんは自分の首を絞めているような気がしますが」

 「フォーチュン・クエスト」などで知られるライトノベル作家の深沢美潮さんもこの話題に言及している。

「ちゃんと法を整備してほしいです。何十年も前から、曲使用する場合利用料を払うのと同じように、新古書店でも印税を払うべきという意見が出てるのに......ちっとも進みませんね」
 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9b162d8aa9b6c79366eea8bf9f99f902a6306b9