https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1595693409/
ヨブ記

時は古代。
生まれてから老人になるまで神への信仰を忘れず、信心深く生きてきた
『ヨブ』という男がいました。

神様は、
「この男が私を崇拝するのは、それによって得られる利益のためなのか。
それとも利益などなくても私を信じるのか。」
それを試そうとなされます。

神様はヨブの愛していた息子と娘を全員殺し、財産である家畜等も取り上げ、
さらにヨブ本人は皮膚病にかからせることにしました。
(古代では皮膚病にかかった者は最も汚らわしい存在とされ、人間扱いされなかった)
https://i.imgur.com/GnGGkBc.jpg

まず、家族の食事中に強盗がやってきて、そこにいたヨブの使用人を殺して立ち去りました。

次に、牧場に雷が落ちて火事になり、家畜のひつじが全滅し、そこにいた使用人は死にました。

さらに他の強盗がやってきて、家畜のラクダを殺し、そこにいた使用人は殺されました。

そして、考えられないほどの大風が吹いて家が倒壊し、中にいたヨブの息子や娘、全員が死にました。


何もかも失ったヨブは
「なぜ私がこんな目にあわなければいけないのか」
という絶望と神への信仰の狭間で葛藤していきます。

その悲惨さにヨブの妻までも
「(まるで地獄のように)神に苦しまされているんだから、
いつまでも神なんか信じていないでどうせ死ぬなら素直に神を呪って死んだほうがマシ」
とヨブを説得するまでに至りました。

ヨブの友人たちも
「何か悪い事をしたから神様が罰を与えられたんだろう。
思い当たることがあったら改心しなさい」
とお門違いの事を言います。

ヨブは神に苦しみを訴えました。
「私はあなたを一度として疑ったことすらありません。
それなのにあなたは私を苦しめるのですか」