葬儀業の浜松葬儀(浜松市北区)は2日までに、スズキのSUV(スポーツタイプ多目的車)「SX4 S―CROSS(エスクロス)」をベースにしたリムジンタイプの霊きゅう車を製作し、運用を始めた。スズキ車での葬送を希望する遺族の意向に対応した。同社などによると、スズキの車をベースにした霊きゅう車は非常に珍しいという。

 霊きゅう車の専門業者に委託し、全長をベース車より約2メートル長い約6・2メートルにした。納棺部は白を基調とし、LED(発光ダイオード)ライトを取り付けるなど内装にもこだわった。

 同社はこれまで霊きゅう車にトヨタ自動車などの車両を使用していた。串美代子会長が「浜松の企業として、浜松のスズキの車をぜひ使いたい」と4年前から構想し、1月下旬に浜松市南区のスズキ本社で鈴木修相談役らに実車を披露した。

 すでに約10件の葬儀で運用した。串嘉社長は「霊きゅう車も含めて、故人やご遺族の思いに寄り添った提案を続けたい」と語った。
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