パリ 10日 ロイター] -
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ危機に関するフランスのエマニュエル・マクロン大統領とのマラソン会談の大半を、
冷戦終結後にさかのぼる苦情の話に費やしたと、フランス大統領側近の2人の情報筋が述べた。

モスクワでの月曜日の会談について、フランスの代表団から初めて詳細な報告があり、
情報筋は、マクロンは3年前にフランスのリビエラにある夏の別荘で会ったプーチンとあまりにも違っていたことに衝撃を受けたと述べた。

「プーチンは5時間にわたって歴史修正主義を展開した」と、2人の情報筋のうちの1人が語った。

「だから、彼は1997年からの歴史を何時間も書き換える。彼はこの長い独白であなたを溺れさせます。
そして、大統領(マクロン)は、その日の問題に戻り続けた」と情報筋は語った。

フランスのコメントは、ウクライナとの国境付近に10万人以上の軍隊を集結させたロシアが、
隣国のベラルーシと黒海で軍事演習を行い、西側諸国の指導者が大規模な紛争への警告を新たにしたときに出たものだ。

「この5時間以上の会談で、今日のプーチンが3年前のプーチンといかに違っていたかを実感した」と、
マクロン-プーチン会談の内容を知らされた情報筋は匿名を条件に語った。

クレムリンの報道官は、プーチンの精神状態に対するフランスの評価について、ロイターが提出した質問に回答しなかった。
https://www.reuters.com/world/europe/moscow-macron-found-different-tougher-putin-2022-02-10/