名古屋伝統の「ひきずり鍋」 鶏料理店がこだわった三位一体の味
内藤尚志2022年2月20日 7時00分

 名古屋で「ひきずり鍋」といえば、鶏肉のすき焼きを指す。大みそかに食べて、「過去を引きずらないように」との願いをこめる――というのは、今は昔になった。

 「ほとんど見かけない料理になってしまった」。鶏肉卸問屋が母体の「名古屋コーチン・旬菜一凰 本店」統括店長、春名克紀さん(46)は残念がる。牛肉のすき焼きが広まると、食卓から消えていったという。

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