https://www.fben.jp/bookcolumn/2021/10/post_6647.php

日本の敗戦に至る1年間に、46万人近くの日本人がアメリカ空軍による無差別空襲によって殺されました。そのほとんどすべてが軍人ではなく、一般市民です。老人、女性そして子どもたちでした。
日本政府は、その大空襲を指揮したアメリカ空軍トップに対して、戦後、勲一等旭日大綬章(今の旭日大綬章)を贈っています。
よくぞたくさんの罪なき市民(日本人)を殺していただきました、ありがとうございますという感謝の勲章です。ええっ、これって、いったいどういうことなのでしょうか...。もらった人は、日本大空襲を指揮した当時38歳のカーチス・ルメイ少将です。
「私は、過激なことをするつもりだった。日本人を皆殺しにしなければならなかった」と語った録音がアメリカに残っているそうです。
このカーチス・ルメイはベトナム戦争のときは、北ベトナムを絨毯爆撃して、「ベトナムを石器時代に戻す」と豪語したことでも有名です。ともかく、殺せ、殺せ、ジャップもベトコンも皆殺しだ、と叫んだ男に、
日本政府は最高の勲章を贈ってその努力に報いたのです。まあ、なんという恐ろしい現実でしょうか...。人が良いにもほどがあります。