警察庁は31日、ウクライナ語の通訳人の確保を全国の警察に指示したと発表した。
政府が避難民の支援を拡充しており、今後、多くのウクライナ人が来日する可能性があるためだ。
日本の110番の手順や交通ルールなどをまとめたウクライナ語のパンフレットも作成し、支援に役立てる。

 警察庁によると、全国の警察は警察職員や外部人材を通訳人として登録しているが、ウクライナ語の通訳人は1人もいなかった。
ロシア軍の侵攻後、全国で400人を超えるロシア語の通訳人らに確認したところ、ウクライナ語も話せる通訳人は約20人だった。
さらに必要な人材を確保するため、3月25日付で全国の警察に指示したという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220331-OYT1T50238/