絶滅危惧種「ドムドムハンバーガー」を黒字化、39歳で初就職した社長の経営術

 「絶滅危惧種」と呼ばれるハンバーガーチェーン、「ドムドムハンバーガー」をご存じだろうか。実は、ドムドムはコロナ禍にもかかわらず売り上げを伸ばしており、新店舗も続々開店している。ドムドムをここまで回復させた藤崎忍社長は、なんと39歳まで主婦。どうやって組織を立て直したのか。藤崎社長に経営の秘訣(ひけつ)を聞いた。

● 「絶滅危惧種」のドムドム V字回復を支えた経営術とは

 日本最古のハンバーガーチェーン店で、かつては400店舗あったドムドムハンバーガー。現在は27店舗まで減少し「絶滅危惧種」と呼ばれている。

 しかし、2018年に藤崎忍氏が社長に就任して以来、次々と新しいことに挑戦し続けた結果、2021年3月期決算では売り上げが前年比109%を突破。ソフトシェルクラブを丸ごと1匹使用した「丸ごと!!カニバーガー」は、見た目のインパクトだけでなく、一度食べるとクセになる味だと大きな反響を呼び、販売期間を延長した。

 イベントに出店すれば、即日完売、グッズを販売すれば、瞬く間にSNSで話題を呼び大ヒット。コロナ禍にもかかわらず新店舗を4店舗も立ち上げ、さらに勢いを増している。

 藤崎社長は一体どのように組織を立て直したのか。リバイバルの根底には、常に顧客満足度を上げようと奮闘する藤崎社長の「思いやり経営術」がある。

 主婦、アパレル、居酒屋を経て、ドムドムハンバーガーの社長に就任した藤崎氏に人を笑顔にさせる秘訣や黒字化達成の経緯について伺った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6c62fdf216355a023e2cde5782a0621338b06c5?page=1