霞ケ浦の厄介者?アメリカナマズを食べてみた 弾力ある身のお味は…

茨城・霞ケ浦の「厄介者」とも言える外来魚アメリカナマズを食べられる食堂があるらしい。その味を知りたくて、出かけた。

 全国2位の面積を誇る霞ケ浦は水産資源の宝庫だ。ワカサギ、シラウオ、テナガエビなどが捕れる。

 地元の漁師がアメリカナマズを厄介者とするのは、ワカサギなどの小魚を食べてしまうからだ。

 アメリカナマズは通称で、正式名称は「チャネルキャットフィッシュ」と言う。

 茨城に生息する魚の特徴を県がまとめた「いばらき魚顔帳」によると、体長はおよそ50センチ。胸びれと背びれに太いとげがあるのが特徴だ。北米原産で、国内には1971年に入ってきた。

 気になるのは「備考」欄の記載だ。「そのトゲで網や漁獲物を破損するほか、手のけが(中略)などの問題を引き起こしている」。漁網の中では、漁獲物を食べて横取りしてしまう。

 いかにも煩わしい存在に思えるが、元々は食用として導入され、養殖もされている。行方市ではハンバーガーの具材としてご当地グルメ「なめパックン」として売り出されている。

https://www.asahi.com/articles/ASQ4J6VHPQ4CUJHB00B.html