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4歳女児に罰としてウイスキーを飲ませて死亡させる 祖母と母親を逮捕

子どもは好奇心旺盛で、何かと手のかかる存在かもしれない。海外では、大人の飲み物を口にした子どもが、祖母からとんでもない罰を与えられて、命を落とす事件が発生した。

 アメリカ・ルイジアナ州の住宅で、ウイスキーを口にした女児に激怒した祖母が、女児に無理やり残りのウイスキーを飲ませて死なせたと、海外ニュースサイト『Washington Examiner』『Daily Mail』などが4月23日までに報じた。

 報道によると4月21日朝、同州バトンルージュの住宅で、この家に住む4歳の女児が、ウイスキーを少し飲んでしまったという。ウイスキーのボトルは、キッチンカウンターに置いてあったそうだ。女児はそのボトルを興味本位に開けて、少し飲んだとみられる。

 それを見つけた53歳の祖母が激怒。罰として、女児を床にひざまずかせて、ボトル内に残っていたウイスキーをすべて飲み干すよう命令したという。ボトルには半分以上のウイスキーが残っていたと伝えられている。

 すぐそばには28歳の母親もいたが、祖母を止める様子はなく、見ていたという。祖母の命令通り、女児はウイスキーを飲んだ。直後、女児は倒れて意識を失ったそうだ。すぐに救急車が呼ばれるも、女児の死亡が確認された。のちの司法解剖の結果、女児の死因は急性アルコール中毒であることが分かった。女児の血液からは、大人が運転できる基準値の8倍を超えるアルコールが検出されたという。

 結果を受けて警察は事件翌日、祖母と母親を第一級殺人罪で逮捕、起訴したという。2人は容疑を認めており、祖母は「すべて私の責任。やりすぎてしまった。みんなの人生を台無しにしてしまった」と話しているという。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「子どもの手の届く位置にウイスキーボトルを置く方が悪いのに」「4歳児にアルコールを一気飲みさせたら、死ぬことも分からないのか?」「自分の大切なウイスキーを飲まれて腹が立ったのだろう。その憂さ晴らしがアルコール一気飲み。狂っている」「母親も虐待気質で、善悪が分からなさそう。救いようがない」「子どもを持つべきでない人は、一定数いると思う」といった声が上がった。
小さい子どものいる家庭なら、誤飲する可能性のあるものは子どもから遠ざけるなど、配慮が必要だ。それをせずに、いたずらした子どもを責めて、罰を与えるなど大人としてあるまじき行為だ。2人は取り返しのつかない結果を招いてしまった。