では、現在噂になっているバイクの路上駐車解禁に関わる内容となる「バイクの路上駐車規制を見直す」は、一体どのようなものなのでしょうか。

 内容の詳細は、「バイクの保有台数に対して駐車場の数が少ないため、路上駐車の規制をしている場所で、バイクの取り締まりを一部緩和させるか検討せよ」というもの。つまり、バイクの駐輪需要がありながら、駐車場の数が足りていないという実態がある場所は、路上駐車禁止規制の廃止やバイクの駐車方法の指定・時間制限付きの駐車規制の見直しなどが可能か、検討する内容です。

 そして、バイクの駐車禁止の廃止または変更がおこなわれた場所については、道路標識での表記やライダーに向けての情報発信をすることなどが、盛り込まれています。つまり、近いうちに一部の道路ではバイク限定で路上駐車が解禁されるか、指定された駐車方法で停めれば、路上駐車が認められるようになる可能性が高いということ。

 この通達は、バイクの駐輪場を探すのに苦労していた人にとっては、非常にありがたい内容となっています。

 さらに、今後バイクの駐車場が少ない道路については、路上駐車が許される場所が出てくる可能性があることに加え、バイクでも利用可能な駐車場が増えることから、今までよりもバイクの使い勝手が良くなると予想。この通達の取り組みについては、年度末に警察庁交通局交通規制課に報告することが明記されています。

 そのため、2022年度中にはバイク用の駐車場の必要性が高い場所や、規制の見直しがおこなわれる道路の方針が決まるかもしれません。

 とはいえ、路上駐車の規制が変更されるからといって、むやみやたらとバイクを停めても良いわけではありません。通行の妨げにならないように配慮した駐車方法の実施など、ライダーのマナーアップも同時に必要とされることは確実です。

https://bike-news.jp/post/254751