日本が円借款事業として進める「ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業(フェーズU)」の一部工区で爆発や襲撃が相次ぎ、多数の死傷者が出ており工事が中断していることが20日分かった。
ミャンマー軍政は昨年2月のクーデター前から続く同事業をインフラ開発の柱の一つに位置付けており、民主派武装勢力が妨害を図った可能性が高い。事業の本格再開は安全が確保されてからとなる見通し。
ミャンマーでは地方を中心に民主派勢力が国軍にゲリラ攻撃を仕掛け、混乱が続いている。
事業主体の国際協力機構(JICA)は「工事の稼働状況に関する回答は差し控えたい」としている。(ヤンゴン、バンコク共同)(共同通信)