納豆に生卵を「混ぜてはいけない」最悪の場合は毒になる「薬」と「食べ物」危ない組み合わせ
5/28(土) 8:02配信

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現代ビジネス
ビタミンCが破壊される
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 『じつは、摂りすぎると、病気のリスクが高まる「意外な食べ物」50品目を大公開する…! 』で見てきたように「何を食べるか」は健康を大きく左右する。だが、それだけでは不十分だ。「何と一緒に食べるか」まで注意をしないと、健康にいいものを食べても意味がない。

【表をみる】知らないと危ない「薬と食品の組み合わせ」と「食べ物の組み合わせ」

 「きゅうりは赤ピーマンやブロッコリーと一緒にサラダに入れがちですが、やめたほうがいい。きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素が、ビタミンCを壊してしまうからです。この酵素は生のニンジンやカボチャにも含まれます。ただし、切ってから酢をかければ無効化できます」(栄養学博士の白鳥早奈英氏)

 思ったように栄養が吸収できない組み合わせは他にもある。白鳥氏は続ける。

 「玄米とごぼうのように、食物繊維が多いものを一度に食べすぎるのもオススメできません。食物繊維はカルシウムやマグネシウムの吸収を阻害するため、摂りすぎるとミネラル不足になります」

 たかが栄養不足と、侮ってはいけない。ビタミンCが足りないと倦怠感や食欲不振などの症状が出るだけでなく、歯茎から出血したり、切り傷が治りにくくなったりする。カルシウムも不足すると骨が脆くなるうえに、怪我をした時に血が止まりにくくなる。

 年齢を重ねると不足しがちな鉄分も、なくてはならない栄養だ。不足すると貧血はもちろん、心臓病のリスクが増えることもわかっている。対策としてほうれん草を積極的に食べている人もいるかもしれないが、食べ方を間違えれば台無しだ。

 「一緒に食べてはいけないのはゆで卵です。卵を茹でることで発生する硫黄が鉄と結合し、体内に吸収されなくなってしまいます。ただし、スクランブルエッグや目玉焼きであれば、殻を割った時に硫黄が空中に逃げるので、鉄分を含む食品と一緒に食べても問題ありません」(白鳥氏)

 いたって普通の組み合わせなのに、がんのリスクが高くなるケースもある。焼き鯖と漬物は和食なら定番だが、実は大きな危険が潜んでいる。

 「他にも鰯、秋刀魚など、青魚を焼くとジメチルアミンという成分が生まれます。一方、市販の漬物には発色を保つために亜硝酸塩が含まれていることが多い。この二つの成分が合わさると、発がん性物質ができるといわれています」(白鳥氏)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ed320f6868d504b7719300cbf29d0e65e5beaa7