──用語集──
《登場機関、国家》
・熊津都督府:旧百済(朝鮮半島南西部)に設置された唐の占領機関
・筑紫都督府:旧大宰府に設置された倭国占領機関(と解釈。通説は単に前身たる筑紫大宰を中国風に呼んだだけという立場)
○大野城と基肄城:大宰府政庁の北[大野]と南西[基肄]を守る山城 大陸からの侵攻に備えて築城された(但し柱のCTスキャンから築城時期:665年に疑義あり)
○阿志岐山城:大宰府政庁の“東”にある山城
築城時期は上記2つの山城と殆ど同じと推定されるが、日本書紀には一切記されておらず約1000年余り存在が忘れ去られていた。(1999年に発見)
国内では阿志岐山城でしか見られない独特な、突き出した基底石で土塁を支える工法が見られる。
土塁は山腹までで止まっている(建設途中で破棄?)
・大陸の国々
○唐:当時の中国を支配していた王朝、新羅と同盟を結ぶ
○高句麗:朝鮮半島北部と中国東北部を支配していた強大な国家(隋滅亡の主要因)
○百済:朝鮮半島南西部を支配していた、倭国と友好関係にあった国家
○新羅:朝鮮半島東部を支配していた、後に半島を統一し現在の韓国へと繋がる国家
○吐蕃:チベット系遊牧民国家 唐を脅かす
・大陸端の弧状列島にある国
○倭国:天智朝 ○日本:天武朝