ウィトゲンシュタイン『反哲学的断章』

「もしマーラーの音楽が、わたしが思うように無価値なものであるなら、

マーラーは交響曲を書いたうえで焼き捨てるべきではなかったろうか?
あるいはじっと我慢して、交響曲を書かないでいるべきではなかったか。
交響曲を書き上げたうえで、それが無価値なものだと見抜くべきではなかったか」

「なにしろ、このようにまずい音楽を作るには、明らかにひとくみの風変わりな才能がいるからである」
https://mainichi.jp/articles/20220402/ddm/015/070/021000c