■当事者としては90年代後半の青春時代はクソ

バブルはとっくに崩壊してるのにバブル残滓だけ残ってた。
上の世代の頭が切り替わってねーのよ。
「老害氏ね」って思ってもネットはまだ始まったばかりで
今みたいに簡単に社会に物申して縦横無尽にバズるということが出来ない。
   
今もちょっと残る「非モテ」みたいな議論も主にはあの時代に青春送った人たちの苦情だと思う。
80年代バブルのイキり文化のウンコの残り香だけが漂ってたせいで
当時は男への滅茶苦茶高い要求を煽るようなメディアばっかりだった。
  
実態市場がほんとにそんな相場だったかはしらないけどああいう情報で気が大きくなった女や委縮した男は沢山いたと思う。
当時の平均的な若い男女が頑張った結果成立するような平均的なデートやカップリングは肯定を得られなかった。
格好悪いダサい十分な基準に到達してないものとされた。
あの当時の「デート文化」的なものからの攻撃の空気が嫌で仕方なかったし
あの時に恋愛市場からの退場者やミソジニーはぐんぐん膨らんだと思う。
俺は男だから男側しかわからないけど当時女はどう思ってたのかな。
 
ガチバブルの時は全員頭狂ってたから誰も気にしなかった(んだと思う)けど
俺達バブル残滓の時代には「値踏みと高望みと否定をかましてくる女の情報」だけが残った。
それに付き合うようなバブルの経済力も元気も俺たちにはないのにさ。
  
女と付き合うにはこういうレストランに連れて行かなきゃだめだこういう服を買わなきゃダメだこういう情報持ってなきゃだめだってそんなんばっか。 
俺はエスカレーター私立入れてもらう程度のプチ裕福家庭子弟として過ごしてたけど
そういう多少余裕のある目からもあれは見ててうんざりの一言だった。
金もそうだけど要求の圧迫感と従わない人間への否定の空気が本当に嫌だった。
  
そんな俺達のネットのテーマはとにかく反メディアだったよ。
わかるだろ?
今とは環境が全然違ったんだ。
 
今じゃもうやってたやつ全員中年だけどさ
韓国とか女の娯楽とかすげー敵視するムードあったじゃん。 
あれも何かって反メディアなんだよね根本。
「スイーツ(笑)」みたいなのも甘味がどうこうって話じゃなくて
「たかが甘いもんを雑誌文化の提唱するままスイーツなどと呼んで紹介された店へ出かけて貪り食うメディアに踊らされるバカ女」って意味なわけよ。
 
つまり90年代後半て何だったのかと言うと
バブルで調子こきにこいたメディアがバブルは去ってもうそのポジティブ面の果実もないのに
なおバブルノリで俺達消費者に規範による尻たたきをしまくった時代の尻尾。
若い世代はもう無理だろそういうのって気付いてるのに今よりはるかに硬直して現実見てないメディアからはバブル方式のネタばっか。
 
これが90年代後半からの俺達の青春時代だったわけ。
俺達がどれほどマスメディア全般を憎悪するようになったかわかるだろ?
 
俺達は車が嫌いだし酒が嫌いだし恋愛が嫌いだし女が嫌いだ。 
極端に当時の気分を言えばそんな感じ。
 
全部メディアが消費を煽ろうとして
「これに物凄いリソースをつぎ込まなきゃダサい!」ってキャンペーンはったものだ。
きれいに全部大嫌いになった。

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