JA全農は6月22日、2022(令和4)年7~9月期の
配合飼料供給価格を4~6月期に対して、全国全畜種平均で1t当たり1万1400円値上げすると発表した。

過去最高の引き上げ額となる。これまでの過去最高は2021(令和3)年
4-6期の同5500円の値上げだった。その2倍以上の値上げ幅となる。

今回の値上げには「円安の影響が大きいのは否めない」(JA全農)。
3月には1ドル115円台だったが、米国の利上げの実施し日米の金利差が拡大して円が売られ、
現在は130円台となっている。

世界全体では食料需要が高まり穀物相場は上昇していたが、そこにロシアのウクライナ
侵攻によるさらなる価格高騰と、原油高が加わり、さらに急激な円安が追い打ちをかけ、
それが一気に今回の価格改定に現れたといえる。
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2022/06/220622-59769.php