21歳・F1候補生も…ゲームの“差別発言”で「職を失う」人々 研究結果は「性格の攻撃性に変化はない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc6e97d37f868ecea6bbefb11391f56f4e591b6e
2月15日には女性プロゲーマー選手の「たぬかな」が、ライブ配信中に「170(センチ)ないと、正直、人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら生きていってください」などと発言し、プロeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」から契約解除された。

 CYCLOPS athlete gamingは、2月18日にも、過去の差別的発言などを理由に、所属プロゲーマー選手の「Kbaton(コバトン)」との契約も解除したと発表している。

「両選手も含め、ゲーマーたちは、みんなゲームに没頭するあまり、心ない発言を相手に浴びせてしまうことがあり、これまでも問題視されていました」(eスポーツ関係者)

 さらには5月1日、プロeスポーツチーム「REJECT」の所属選手「SaRa」がゲームの配信中に「障がい者やろ、マジで」と発言し、2022年12月末までの活動停止処分を受けている。

 ドイツの「マックス・プランク研究所」が、2018年にこんな研究結果を発表をしている。

 2カ月間の調査で、“暴力的なビデオゲーム”を毎日遊んだ成人にも、“暴力的でないビデオゲーム”を毎日遊んだ成人にも、性格の攻撃性などで有意な変化は見られなかったという。つまり、ゲームが攻撃的な性格を形成するわけではない、と結論づけているのだ。

 つまり差別発言は、あくまで本人の意識の問題なのだ。彼らが、同じ過ちを繰り返さないことを願いたい。