「矛」と「盾」は競って進化を続けてきた…矛盾が凝縮されたウクライナ侵攻
https://www.yomiuri.co.jp/column/civil02/20220310-OYT8T50007/

 攻撃側は「対戦車 榴弾りゅうだん 」という手段を開発した。高熱の金属の噴流で装甲を突き破る特殊な弾だ。防御する側も、装甲の表面であえて小さな爆発を起こすことで、相手の弾の勢いを押し返すことを考え出した。「爆発反応装甲」と呼ばれる仕組みで、ウクライナに侵攻したロシア軍の戦車にも、こうした装甲が取り付けられている。