https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844

足立慎吾さん(以下、足立):柏田さんから企画書を見せられて、「監督でどうですか?」って言われたのが最初だったと思います。アサウラ企画って書いてありましたよ(笑)。

とりあえず、アサウラさんと言う方に会って話をしてみようかな…と思って、アニプレックスに話を聞きに行ったのが始まりなんです。そこで「すぐに引き受けます!」というつもりでもなくって、まずはどんな企画なのかを聞きに行った感じでした。

内容について色々と質問したり私見を述べたりしている間に、なし崩し的にという感じなんですよ(笑)。「監督を拝命いたします!」、みたいな厳かな宣言は結局しなかったと思います(笑)。



――ストーリー原案のアサウラさんが先にプロジェクトに参加されていたと思いますが、足立さんが加わったことによって、本格的に動き出したそうですね。

足立:僕が入ったときは、まだほとんど何も決まっていなかったんですよ。ただ、5人のキャラクターと名前は決まっていて、それは残っています。カフェをターミナルにして、女の子が銃を持って戦うことだけが決まっていて、短い小説もあったんですけど、全体的にシリアスな内容だったんです。なので、それ以外のところは自分が入ってから作っていった感じでした。

――足立さんが入って、物語が明るい空気になったそうですね。

足立:アニメを見て暗い気分になったりするのは、今はあんまり求められていない気がするかなって…。自分はDVD買うくらい『GUNSLINGER GIRL』が好きなだけに、そのフィールドでは勝てないと思いましたし、ポイントをずらしたほうがいいんじゃないですかねっていう話は初日にしたと思います。