Dai Tamesue 爲末大@daijapan
第二次大戦について本をいくつか読むうちに自分が想像していたものと実際はずいぶん違っていたと思うようになりました。
以前は、軍部に影響された政府が嫌がる国民や反対するメディアを押し切って戦争に引き摺り込んだというイメージをもっていました。
2022年8月16日
3,560件のリツイート 1.2万件のいいね

Dai Tamesue 爲末大@daijapan
しかし、当時の新聞や文化人の論調を見ていると、弱腰の政府に不満を覚える国民と、それに煽られるまたは煽るメディアによって
不満の空気が醸成されていき、一定歓迎する空気の中で戦争に突っ走っていたという側面があったのではないかと考えるようになりました。
すると反省の仕方がまるで変わります。

Dai Tamesue 爲末大@daijapan
もし戦争が軍部と政府の暴走ではなく、市民とメディアと政府の間で空気が醸成され突入されたいったものだとしたら、
実際の罪は政府側にだけあるのではなく国民全体にあることにあります。
国民は戦争にひきづられた犠牲者ではなく戦争に加担者でもあることになります。

Dai Tamesue 爲末大@daijapan
つまり日本が暴走するのは一部の権力者が強引に引っ張るのではなく「国民が空気に染まった時」だということになります。
そうであったならどうすればあのような政府の暴走を起こさないかという反省だけではなく、
自分達全員が抱えている空気に流される性質をもっと直視すべきではないかと思います。

Dai Tamesue 爲末大@daijapan
私たちは政府に言論を統制されたし世論が望んだのだというメディア、
我々は政府に抑圧されメディアに踊らされたのだという国民、
我々はメディアに煽られ国民が強く望んだのだという政府。
そしてそこに当事者はいないというのが日本の特徴ではないかと思います。

https://imgur.com