がん検診を受けると死亡率が上がる?医療システムに現役医師が物申す「検診は医師の失業対策

「私はすべてのがん検診を受けていませんし、家族も受けていません」

 と語ったのは、がん検診や治療の問題に取り組む医師、近藤誠先生だ。

「近年、がん検診も健診も有害無益、欧米ではがん検診を否定する潮流が生まれています」(近藤先生、以下同)

 日本では早期発見、早期治療が推奨され、がん検診を受けることを正しいと信じている人がほとんどだ。

「みなさんは何のためにがん検診を受けるのですか? がんで死なないためですよね。実は、がん検診の受診率が上がっても、がんによる死亡数は減っていません。むしろがん検診を受けたほうが死亡率が高い、というデータが日本だけでなく世界中であがっています」

 検診を受けたために、死亡することがあるというのだ。

https://article.auone.jp/detail/1/2/4/100_4_r_20220730_1659168413650848