茨城・牛久入管男性死亡 葉梨法相「重く受け止める」

葉梨康弘法相は13日、閣議後の記者会見で、2014年に東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で収容中のカメルーン人男性が死亡したことを巡り、遺族が国などに損害賠償を求めている訴訟について「入管施設に収容された方が亡くなられたのは重く受け止めなくてはいけない」と述べた。その上で、「係争中の事案なのでこれ以上のコメントは控えたい」と語った。

遺族側は、男性=当時(43)=が体調不良を訴えたのに放置されたことで死亡したとして、国などに慰謝料1千万円を請求。今月16日に水戸地裁で判決が言い渡される。

会見で葉梨法相は、12日に同センターを視察したことを明らかにした。今春から常勤医を確保して医療体制を強化したことに触れ、「法執行と人権の尊重を、しっかりバランスを取っていかなければいけない」と話した。

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