「脳の健康を守り、平均寿命を伸ばす」70代になったら積極的に食べたほうがいい"3つの食べ物" 1000年以上前から健康食として知られている

https://president.jp/articles/-/60903

いつまでも健康でいるためにはなにを食べればいいか。

老年医学の専門家である和田秀樹さんは「それは納豆と肉と野菜だ。これらの食材は脳を健康にする効果がある。特に70歳を過ぎたら、積極的に食べたほうがいい」という――。

本稿では、肉とともに、高齢者こそ摂りたい他の食べ物について、お話ししていきましょう。

まずは、健康食の代表格、「納豆」です。

話が飛ぶようですが、平安時代の宮廷医に、丹波康頼という人がいました。

日本史に名を残す「最初の名医」といえる人物で、984年に日本最古の医学事典『医心方』を著しています。

同書は、世界記憶遺産への登録運動も始まっている名著であり、大著です。

2012年、古典医学研究家の槇佐知子氏の全訳が完成し、医学界で大きな話題になりました。

私も、全巻読破とはいかなくとも、拾い読みしてみたのですが、その中に「納豆はひじょうに優秀な食品で、解毒作用がある」という意味の一節がありました。

1000年以上も前の医師が、すでに納豆の食品としての優秀性に気づいていたのです。