自分が男子なのか、女子なのかわからない…10代の声「『クエスチョニング』という言葉に出会って居場所を見つけた」(TOKYO FM+)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4ef69a875d72aa3e1a91a8e7aa5c71c64ae7e08
(前略
◆リスナー(14歳 / 中学3年生)から届いたメッセージ
――男か女かで選択しなければいけない場面に直面すると、とてもつらい気持ちになる
私はクエスチョニングです。クエスチョニングとは、自分の思う性別や恋愛対象になる性別が定まっていない人のことをいいます。小学6年生のときから性別に違和感を持ち始め、自分が男子なのか女子なのかわからないことに悩むと同時に苦しくなっていきました。
“男”か“女”かを選択する場面に直面するたび、どちらにも当てはまらない自分は「何かがおかしいんだ」と感じていました。誰にも言えないので、夜、自分の気持ちを紙に書きなぐったり、あまりの苦しさで自分を傷つけたくなったりして、本当につらかったです。
でも、中2のときにそんな日々が変わる出来事がありました。それは、ネットでたくさんの調べものをするなかで「クエスチョニング」という言葉に出会ったことです。男にも女にも当てはまらない、何者かわからず苦しんでいた私にとって、クエスチョニングは「自分はこれだ!」と思える言葉でした。クエスチョニングに出会った瞬間、居場所を見つけたようでホッとしました。
いまでも男か女かで選択しなければいけない場面に直面すると、とてもつらい気持ちになることがあります。そういう人がいることを、生徒(リスナー)のみなさんには知ってほしいし、自分の性別が定まっていなくて苦しんでいる人がいたら、「クエスチョニング」という言葉を調べてもらえたら、と思います。
男にも女にも当てはまらない人が、「自分はこれだ!」と思える選択肢が用意されている世の中になったらいいなと思います。
(後略