ロシアの有力紙コメルサントは25日、東シベリア・イルクーツクで23日に戦闘機「Su(スホイ)30」が民家に墜落して乗員2人が死亡した事故について、酸素供給装置の不具合が原因だった可能性を指摘した。AP通信は23日、戦闘に関係しないロシア軍機の墜落事故が、2月24日のロシアのウクライナ侵略開始以降、11件に上っていると報じた。

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 10月だけで5機が墜落しており、整備不良や経験豊富なパイロットの不足が事故の頻発につながっている可能性がある。

 露南部ロストフ州のメディアによると、9日には州内の牧場などに2機が個別に墜落した。17日には南部クラスノダール地方で訓練中の戦闘爆撃機「Su34」が9階建ての集合住宅の敷地内に墜落し、住民ら15人が死亡した。米誌ニューズウィークは、ヘリコプターも含めれば墜落件数は「もっと多い」との見方を示している。

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