金正日総書記の著作 音楽芸術論
http://www.korean-books.com.kp/KBMbooks/ja/work/leader2/00000287.pdf

一部の専門家だけに好まれ、広範な勤労人民大衆には理解できない音楽は無用である。
われわれの時代の音楽が専門家本位に走り、広範な大衆の理解を考慮に入れないならば、人民に見捨てられ、革命と建設においてなんの役割も果たせなくなるであろう。

(中略

音楽は人々に生気を与える独特な生命力をもっている。
音楽を聴いていると知らず知らずに陶酔して思索にふけったり、心が浮き立ったり、闘志と勇気がわいて突き進みたくなったりするのは、人々に及ぼす音楽の生命力がいかに大きなものであるかを如実に物語っている。

人々に躍動する生気を吹き込むことができない音楽は、真の音楽になりえない。
哀愁と厭世、低俗で奇形的な享楽と放縦をあおりたてる音楽は、人々の健全な意識を麻痺させる退廃的な音楽であり、自主性を生命とする真の人間の思想・感情とは無縁であり、人間の自主的で創造的な志向を阻む反動的な音楽である。
音楽は人々に躍動する生気を吹き込んでこそ、健全で崇高な音楽となり、社会的機能を果たすことができる。

(中略