2022年度グッドデザイン賞　MM21のロープウエー　周辺の景観と調和・融合

　横浜・みなとみらい２１地区（ＭＭ２１）のロープウエー「ＹＯＫＯＨＡＭＡ　ＡＩＲ　ＣＡＢＩＮ（ヨコハマ・エア・キャビン）」と、横須賀市立平和中央公園（深田台）にあるモニュメント「平和の軸」がこのほど、
２０２２年度のグッドデザイン賞（日本デザイン振興会主催）を受賞した。（阿部博行、砂上麻子）

　ヨコハマ・エア・キャビンは近未来の乗り物を思わせるゴンドラをはじめ、白を基調とした駅舎や支柱など、全体のデザインが周辺の景観と調和・融合していると高く評価された。

　国内初の都市型循環式ロープウエーとして昨年４月、ＭＭ２１地区の遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する「泉陽興業」（大阪市）が開業。ＪＲ桜木町駅前から新港地区の運河パークまで片道約６３０メートルを５分で結ぶ。
最高の高さは４０メートルで、横浜ランドマークタワーや大観覧車を見ながらの遊覧のほか、夜景も人気を呼んでいる。

　同社の松下克哉常務取締役は「景観に配慮したデザインは横浜市の都市美対策審議会の指導によるもの。これからも横浜の観光振興とにぎわいのある街づくりに貢献したい」と話した。

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