京都や関西に住んでいると、車両の中ほどにある扉から乗って前から降りる「後ろ乗り前降り」の印象が強い路線バス。全国どこでもそうと思いきや、実は「前乗り後ろ降り」のところも結構ある。比較的統一されている鉄道と違ってなぜ、バラバラなのだろうか。調べてみると、地域それぞれの事情や背景など意外な真実が見えてきた。

 1903(明治36)年に堀川中立売と七条駅、祇園間で乗合自動車の運行が始まり、日本の路線バス発祥の地とされる京都。京都市交通局によると、戦前は車掌がバスに乗って料金を回収し、乗降口は後扉だけだった。戦後、運転手のみの「ワンマンカー」が増え始め、51年、運賃収受を確実にするため均一区間で、いったんは「前乗り後ろ降り」を採用した。
 ところが…

バスの乗り方、前?後ろ? 京都もとうとう「東京派」か 運賃後払いは関西人の気質?|社会|地域のニュース|京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/915751