
ベラルーシのバスターミナルで「入隊センターへ」と呼びかける電子アナウンスの映像が流され、プーチン大統領の盟友である同国での出動の可能性が取りざたされるようになった。
首都ミンスクから北東に約45マイル離れたミンスク州にあるバリサウ(Barysaw)市の交通拠点で、待合室の1階バルコニーに掛けられたデジタルサイネージにこの呼びかけが表示されている。
画面に流れるロシア語のデジタルテキストには、"18歳から60歳までのすべての男性市民は、入隊事務所か村の実行委員会に来てデータを明らかにしなければならない "と書かれている。
水曜日の午後の時点で15万7000回以上再生されているこの映像は、ミンスク出身のジャーナリストで大西洋理事会シンクタンクの非常勤研究員であるハンナ・リウバコワがツイートし、"いったいあれは何?"というメッセージも添えている。
10万人以上のフォロワーにウクライナについてツイートしているTwitterユーザーのMarqSは、動画の下のスレッドで、この電話はベラルーシで行われている軍事演習と関連している可能性があると書き込んでいる。
"それから、多くの人が、明日までにロシアで(総)動員が始まると考えているようだが、もしかしたらベラルーシでも?"とMarqSは付け加えた。他のTwitterユーザーも、ベラルーシの住民の動員の合図ではないかとの懸念を示した。
「ルカシェンコに対抗する力を国民が持っていることを願う」と、あるユーザーは書いている。同国の指導者アレクサンドル・ルカシェンコが、同盟国であるロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻にどんな役割を果たすかが懸念されるなか、である。
https://www.newsweek.com/belarus-russia-ukraine-enlistment-office-lukashenko-1771266