急な失速…主要テレビ局の複数年にわたる視聴率推移(2022年11月公開版)
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20221120-00324232

まずはHUTの推移を確認する。この「HUT」とはテレビの総世帯視聴率(Households Using Television、テレビをつけている世帯)を意味する言葉で、具体的には調査対象となる世帯のうち、どれほどの比率の世帯がテレビ放送をリアルタイムで視聴しているかを示す値(チャンネル別の区分はない)。

これには録画した番組の再生、家庭用ゲーム機でテレビ画面を使っている場合は該当しない。またパソコンやスマートフォンなどによるワンセグの放送視聴も当てはまらない。ただしインターネットテレビによるテレビ番組の視聴は該当する。

かつてはゴールデンタイムで70%を超えていたHUTも、直近データでは52.0%にまで落ち込んでいるのが分かる(縦軸の最下方が50%になっていることに注意)。1997年度下期の71.2%をピークに、多少の上下はあれど、全体的には下降の一途をたどっている。また、年末年始は特番が多く放映される、正月休みで自宅待機率が高まることを受けてテレビ視聴率が上昇するため、毎年「上期より下期の方が高い」傾向があり、結果としてギサギザの形を示す。無論年度ベース、つまり通期の値は、上期と下期の平均値となる。

HUT(ゴールデンタイム)
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HUT(全日)
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