ロシア軍と実質的に一体の露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は11日までに、ウクライナ軍との激戦が続いてきたドネツク州の都市ソレダルを同社の部隊が制圧し、掃討戦を開始したと主張した。タス通信が伝えた。ソレダルは露軍が掌握を目指す州の要衝バフムトの北東に位置。ロシアはソレダルを支配下に置いてバフムトのウクライナ軍部隊を孤立させ、バフムトの制圧につなげる思惑だとみられる。

ドネツク州はプーチン露大統領が昨秋、一方的にロシアへの併合を宣言。露軍は州全域の制圧という目標を達成するためにはバフムトの制圧が不可欠だとみて、数カ月間にわたり激しい攻撃を続けてきた。

同州の親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」のプシリン「首長代行」は10日夜、「ソレダルの制圧後、露軍はバフムトと北方のセベルスクを制圧した上で、州の中心都市クラマトルスクとスラビャンスクの制圧に向かう」と述べた。タス通信が伝えた。

https://www.sankei.com/article/20230111-J4BXFHVYJVPDLCUJCQRS664KTI/


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