愛知県豊橋市の小学校で、りんごの皮をむいてその長さを競う伝統の大会が開かれました。
豊橋市の富士見小学校では、子どもたちに刃物の正しい使い方や集中力を身につけてもらおうと、りんごの皮むき大会が昭和59年の開校以来、毎年開かれています。
13日は全校児童およそ310人が校内放送の合図で、りんごの皮をナイフで一斉にむき始め、制限時間の40分間でどれだけ長く皮をむくかを競いました。
このうち、12月の練習会でトップだった5年生の蓑田かりんさんは、皮の表面にナイフをあてて糸を紡ぐように皮をむいていきました。
また、1年生でもナイフを巧みに使う子もいて、子どもたちは途中で皮が切れないように注意しながら慎重に作業を進めていました。
そして大会では、蓑田さんが歴代2位の19メートル65センチで優勝しました。

蓑田さんは、「毎日りんご1個をむいて練習してきました。来年は20メートルを超えて歴代の最高記録を更新したい」と話していました。
また、大久保リサ校長は「大会で培った集中力を学習面で生かしてもらうのはもちろんですが、頑張っている子を静かに見守る思いやりの気持ちも今後に生かしてほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230113/3000026966.html


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