反戦の元ロシアTV職員、フランス亡命「命の危険感じる」

【パリ=AFP時事】ウクライナ侵攻を批判したロシア政府系テレビ
「第1チャンネル」の元職員マリーナ・オフシャンニコワさん(44)がフランスに亡命した。
パリにある国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」の本部で10日に記者会見して、経緯を明らかにした。

RSFの支援を得て、7台の車を乗り継ぎ、闇夜の森を歩いて国境を越えた。
ロシア当局に取り付けられていた発信器は途中で取り外し「星を頼りに歩いた。
国境警備隊が照らすライトから隠れた」と逃走中を振り返った。

フランス到着後は娘と一緒に安全が確認された家々を転々としている。
しかし「もちろん命の危険を感じている」と強調。
ロシアの知人と話すと「(軍用神経剤)ノビチョクか(放射性物質)ポロニウムか交通事故か」という話になる。
いずれもロシアの機関の暗殺手段といわれる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB120VZ0S3A210C2000000/