来年度の新型コロナウイルスワクチン接種について、厚生労働省の専門部会は7日、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人らを対象に、
5月8日から開始する方針を決定した。

【図解】都道府県別ワクチン接種状況 接種した人の割合

 高齢者らには5~12月に年2回の接種機会を設ける。いずれも予防接種法上の「臨時接種」に位置付けられる。

 12歳以上については、昨秋から始まったオミクロン株対応ワクチンを使った現行の接種を5月7日に終了する。その後は年末年始の感染拡大に備えて
9~12月に再開し、原則として年1回の接種となる。

 公費で無料となる「臨時接種」は、2024年3月まで1年間延長する。厚労省はその後、自己負担が生じる可能性がある「定期接種」への移行も検討している。

 一方、5~11歳と生後6カ月~4歳の接種は、開始時期が遅かったことを考慮し、今年4月以降も随時打てるようにする。5~11歳については
「2価ワクチン」を追加接種で使用することも承認した。これまでは中国・武漢由来の従来株ワクチンが使われていた。今月8日から接種可能とし、接種間隔は3カ月とする。 

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