プーチン大統領 ウクライナ東部マリウポリに入る 侵攻後初か
2023年3月19日 14時16分 ロシア
ロシアの国営通信社は19日、プーチン大統領が去年9月に一方的に併合したウクライナ東部ドネツク州の要衝マリウポリを訪問したと伝えました。
プーチン大統領がドネツク州を訪問するのは、ウクライナへの軍事侵攻後、初めてとされ、ロシア側が掌握する地域の支配を誇示するねらいがあるとみられます。
マリウポリ ロシアが戦略的要衝として重視
ウクライナ東部ドネツク州のマリウポリは、アゾフ海に面し、石炭や鉄鋼の輸出で栄えてきた港湾都市です。
ロシアは、9年前に一方的に併合した南部のクリミア半島とロシア本土を結ぶ線上に位置する戦略的要衝として、マリウポリを重視してきました。
今回の軍事侵攻で、マリウポリはロシア軍から激しい攻撃を受け、ウクライナ側はアゾフスターリ製鉄所を拠点に抵抗を続けましたが、去年5月、ロシア国防省は、マリウポリ全域の掌握を発表しました。
その後、プーチン政権は激しい戦闘で破壊された学校や病院、それに港湾施設などの再建に向けた基本計画を一方的に策定し、ロシアによる支配を既成事実化しようとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230319/k10014013151000.html