男性の育児の議論では、よく「日本の男性は家事・育児をしない」ということが言われる。

内閣府男女共同参画局による国際比較の調査結果*1では実際に、6歳未満の子どもを持つ父親の家事・育児時間が83分(2016年時点)と非常に短いことを指摘しており、先進国との比較でも圧倒的に短く、同時に母親の家事・育児関連時間が父親の5倍以上と長い。

内閣府は2020年に父親の家事・育児関連時間を150分にするという目標を掲げたが、2021年の社会生活基本調査では114分と、未だ及んでいない。

これに対し、父親の育児に関する研究を行う、国立成育医療研究センターの竹原健二氏は別の見方を提案している*2。

「仕事と、睡眠など生活に必要な時間を除いた時間の中で、どれくらいの割合を家事と家族のケアに使っているか」という観点で見ると、日本の父親は欧米と同程度か、より多くの時間を家事・育児に割いているという。
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