
ホテルの正規サイトより予約サイト「agoda」の方が宿泊費が数千円安いことがあります。しかし、その「agoda」でこんなトラブルがありました…
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サイトには「もうすぐSOLD OUT」「この料金をキープできるのはあと4分21秒…」「料金はこれから値上がりする可能性があります」などの文字。
まごまごしているうちに宿泊料金増、最悪満室になる可能性を感じ、慌てて氏名やメールアドレス、クレジットカード番号などを入力し、とりあえず部屋は確保されました。
■『宿泊当日、クレジット明細に覚えのない請求』
そして宿泊当日です。いくら探しても「agoda」のメールが見当たりません。
予約を入れた際ちょうど新幹線での移動中だったため、電波が切れて予約完了できないままブラウザが停止した可能性を疑いました。
せっかく最安でおさえられたのに…とがっかりしながらアパホテルの公式アプリ「アパ直」で予約を取り直すことにしました。
改めて予約を完了させクレジット決済。無事泊まれました。
しかし翌月、予想外の光景を目にしました。
クレジットカード明細サイトの支払い予定額を見ていると、「アゴダ 17200円」と記されているのです。
agodaの予約はできておらず、かつアパホテルにはしっかり宿泊費を支払ったのになぜでしょうか。
■『一行に前へ進まない確認』
アパホテルに電話し「先月の●日、agodaで予約がはいっていなかったか」と確認すると、「agoda経由の予約履歴を確認しましたが、お名前がございません」といいます。
慌ててagodaのカスタマーサービスに確認メールを入れると、「経理にて詳細を確認させていただきたく、アゴダから請求がかかっていることが分かるクレジットカード明細のスクリーンショットをご提出くださいますようお願いいたします」と返信がありました。
メールには「銀行の利用明細書には以下の情報が含まれていることをご確認ください。カード名義人、クレジットカード番号の下4桁、利用店名、決済日、金額、通貨」とも記されています。
クレジットカード明細サイトのスクショを合わせて送信すると、「ご記入いただいた情報に不備があったため、関連書類として受付不可であることが判明いたしました。つきましては、上記内容を記載した書類を再度お送りいただきますよう、お願いいたします。銀行の利用明細書には以下の情報が含まれていることをご確認ください。カード名義人、銀行のロゴマーク、クレジットカード番号の下4桁、利用店名、決済日、金額、通貨」とデジャブのような定形メールが返ってきました。
■『結果的にわかったこと』
もうこれ以上送れる資料がない。途方に暮れ、「銀行の利用明細書とはどのことを指すのか」などの質問メールを投げ、ようやく「クレジットカードの下4桁を教えてほしいということだった」という具体的な説明があった時には、すでにクレカ決済は確定してしまい、17,200円は支払い済みとなっていました。
結果的にわかったことは、agoda経由の予約はちゃんと入っていたということでした。
つまり、agoda側、アパ直側でそれぞれ部屋を予約してしまっていたのです。
こうなってしまった原因は、慌てて予約した際にメールアドレスの末尾に「s」が付いていたということ。
agodaは会員登録不要なので、メールアドレスが生命線です。
予約のやりとりはメールでしか確認できず、未チェックインでも電話確認などがないのです。
メールアドレスが誤って登録され、確認メールが「送信エラー」になっていたとしても予約は生き続けてしまい、予約者は一切気づくことが出来ない構造のようです。
スマホで定型文化しているメールアドレスに誤りがあったとは思えなかったが、そうとなれば過失はこちらになります。
ただ一文字のミスタイピングで、予約の確認のしようが一切できない状況に陥るというシビアな世界。心底落ち込んでしまいますね…。
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