埼玉県川口市は2日、マイナンバーカードのマイナポイントの申し込み支援窓口で、委託業者の従業員が市民2人分のカードを別のカードとすり替える不正行為を働いた疑いがあると
発表した。市は刑事告発も視野に調べている。

 市によると、この委託業者は「フルキャスト」(本社・東京都品川区)。不正を働いた疑いがあるのは同社のアルバイト従業員の男性(32)で、ほかのアルバイトを指導する立場だった。

 同カードを受領した市民2人が今年3月、市の支援窓口を訪問、同ポイントの付与先として自分たちが用意したnanacо(ナナコ)カードを選択した。1カ月経過してもポイントが
付与されなかったことから、2人が市などに相談。同社が調べた結果、従業員の男性がカードをすり替え、2人分のポイント3万円相当を市内のコンビニエンスストアなどで
消費した疑いがあることが分かったという。

 市によると、市が開設している同様の支援窓口は6カ所で相談に訪れた市民の数は約1万7千人。同社は同様の支援業務を全国29自治体から委託され、県内では川口、
狭山、日高、草加、八潮、白岡市から委託されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44ad728c101443990360e0588bdcb41581f75c8d