【三石琴乃×水樹奈々】声優界のトップランナーが明かす逆境の乗り越え方/劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』対談

ーー「セーラームーンの遺伝子」という言葉をどのように受け止めましたか? うれしい一方、プレッシャーにもなるような……。
三石:そこはポジティブに捉えましたね。

ただ、私は「昭和の匂いをまとった平成の声優」なので、セーラー戦士役の平成から令和にわたって活躍している若手のみんな……って、もう若手ではないか(笑)

水樹:(笑)

三石:そんな後輩たちと一緒に演じることで、「芝居の質が混ざるかな?」という不安は少しありました。

ーー質が混ざる?
三石:90年代TVアニメでは、子供たちに分かりやすく、エネルギッシュで輪郭がくっきりとしたお芝居をつけてきたんですよ。

新シリーズでは原作の雰囲気を大切にしてつくられています。

そして、いいとか悪いではなく、時代の流れの中でお芝居も少しずつナチュラルというかオシャレな感じに変わってきて。

「そこに昭和のセーラームーンの遺伝子がうまく混ざるのかな?」というのは、いつも心のどこかで注視していました。

水樹:とんでもないです! 三石さんはそういったアニメの傾向をくみ取りながら、自然に調和を取ってくださっていました。

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