ハンガリーのオルバン首相が27日、「ウクライナはこれ以上主権国家と言えない。ウクライナはロシアに戦争で勝利できないだけに1日も早く交渉で問題を解決しなければならない」と主張した。

彼はこの日公開されたドイツ日刊紙ビルトとのインタビューで「ウクライナは資金と武器がない状態で、(西側の)支援が提供されたおかげで戦闘を持続できている。(いまのような状況では)これ以上主権国家と言うことはできない」とした。その上で「ウクライナと西側の協力はすでに失敗したのが現実。平和がいつ実現されるかは米国にかかっている」とも主張した。

彼は「ウクライナがロシアとの戦争で勝利できるという考えは誤った認識で、そのような結末は可能でない。紛争初期に本格的な交渉がされていたなら多くの死傷者を避けることができただろう」とも話した。また「初めから私はこの紛争が世界的な戦争やそれに匹敵する規模の戦争に変質するように容認してはならないと考えた。この戦争は起きるべきでなく、平和交渉だけが命を救うことができる」と話した。

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