観光地に「ブス」のアート作品、職員が意図を説明もツッコミ殺到―中国

中国・内モンゴル自治区の公園内に設置された金属製の像が物議を醸している。中国メディアの観察者網などが伝えた。

2日、同自治区バヤンノール市の観光地の公園内に「丑」と「女」の文字の金属製の像が並んで設置されていることをあるネットユーザーが発見、SNSに投稿した。「丑女」は中国語で「ブス(な女性)」を意味するため、ネット上で「女性への侮辱だ」などと物議を醸した。

同観光地の職員は公園内の作品は廃鋼材を利用して作られたものだとした上で、「人と文字で完成する作品。たとえば女性が“丑”の横に立てば“妞(女の子)”になり、男性が“女”の横に立てば“好(良い)”になる(“子”は“息子”を指す)」と説明。「インタラクティブなプロジェクトで誤解を生むとは考えていなかった」とし、すでに撤去したことを明かした。

ただ、中国のネットユーザーからは「作者の意図を計りかねる」「取ってつけたような説明だな」「単純に“丑”と“女”の位置を入れ換えればそう(“妞”に)なるのにな」「それを言うなら男女が並んで撮るだけで“好”になるだろ」「(職員の言う通りに並ぶと)“好妞(いいオンナ)”になるけど、どういうことなん?」などのツッコミが殺到。

ほかにも、「アートとしてダサい」「問題は誰がこんな物と写真を撮りたいと思うかだな」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)

https://www.recordchina.co.jp/b916751-s25-c30-d0052.html
https://i.imgur.com/ApLQTxd.jpg