プロテイン人気 中高年に広がり「客の5割が40~60代」 “効率よくタンパク質”注目

アスリートや若者が飲むイメージの強かった「プロテイン」が今、中高年にも広がりを見せています。人気のワケを取材しました。

■メーカー「客の5割が40~60代」

 最近、スーパーやコンビニなどで見掛けることが多くなったプロテイン。街の人は、どんなイメージを持っているのでしょうか?

 20代:「味、今、色んな種類ある」

 60代:「今は何か身近に。お値段もお求めやすい」

 20代:「紙パックみたいやつは、たまに買ったりします。日頃から気軽にタンパク質もとれて、腹持ちもいいというか、朝とかは結構いいなって」

 元々はタンパク質を意味するプロテイン。糖質制限ブームで効率よくタンパク質を摂取できると注目され、最近ではコンビニでも手軽に購入できるようになりました。

 消費者にも、変化が起きています。

 アンファー ボタニカルライフプロテイン 広報担当・栗本実佳さん:「昨年度、2022年度の売り上げに関しましては、40から60代のお客様の購入率が約5割というところで。かなり中高年のお客様にご好評いただいています」

■専門家 摂取にあたり注意点も

 なぜ中高年世代にプロテインが広がっているのでしょうか?

 トレーニングジムを取材すると、定年退職をきっかけに、プロテインを飲み始めたという女性がいました。

 60代:「(Q.味は?)これはマンゴーです。その辺のジュースよりも、甘さが軽くておいしいです」

 今では、毎日の生活に欠かせないといいます。

 60代:「(Q.どれくらいの頻度で飲んでいる?)一日1回ですね。外出した時、運動の前、後。あるいは、朝ご飯をちゃんと食べられなかった時に、とりあえず水分とプロテインだけとるとか」

 別の女性は、プロテインを1年前から飲み続けています。

 50代:「タンパク質をとろうとすると、余計な脂肪が含まれていたり、糖質が含まれていたりして。(プロテインを飲むことで)タンパク質だけをピンポイントでとれるので、食事のバランスがよくなりました」

 ただし、専門家は、摂取にあたって注意点もあると呼び掛けています。

 クレアージュ エイジングケアクリニック・浜中聡子総院長:「プロテインはすべてを補えるものではない。そういったものに偏りすぎるのもよくない。過剰摂取というのもよくないので。あくまでも、ご飯をきちんと食べる。要は、3食きちんと食べるというところをベースに、プロテインを上手に自分の生活に取り入れていただくというスタンスは、崩していただかないほうがいい」

https://news.yahoo.co.jp/articles/d484064d1a526cdee4441bab2426e56a90c07f07