配信の台頭やコロナで苦戦を強いられてきた映画館ビジネスが、この週末、アメリカで突然ヒートアップした。21日(金)に公開された「バービー」(8月11日日本公開予定)と「オッペンハイマー」(原題:日本公開未定)に、人々が押し寄せたのである。あまりの繁盛ぶりに、ハリウッドのチャイニーズ・シアターは、午前6時(!)の回を追加したほどだ。95年の歴史を持つこの劇場がこんな時間に映画を上映したのは、初めてのことである。

「バービー」は、タイトル通り、昔からお馴染みの人形を映画にしたもの。監督はグレタ・ガーウィグ、主演はマーゴット・ロビーで、ピンクだらけのポップでキュートなビジュアルが示すように、主なターゲットは若い女性だ。この映画は北米だけで1億5,500万ドルを売り上げ、「ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー」を抜いて今年最高のオープニング成績を達成した。製作配給はワーナー・ブラザース。


「バービー」「オッペンハイマー」梯子観賞で、週末アメリカの映画館は大盛況
https://news.yahoo.co.jp/byline/saruwatariyuki/20230724-00359130