楽天ペイメントはスマートフォン決済サービス「楽天ペイ」の認知率向上などを狙い、この夏、様々なキャンペーンを仕掛ける。

 楽天ペイがこのタイミングを「チャンス」として果敢に攻める背景にあるのは、PayPayの失策が大きく影響しているようだ。

 PayPayは5月1日、あと払いなどに利用するクレジットカードを8月から自社のカードである「PayPayカードに限定する」と発表。ネット上では「改悪だ」という声が上がり、PayPayではPayPayカードに限定する施策を25年1月にまで延期すると発表した。

 しかし、この「自社カードへの囲い込み」というイメージが大きく植え付けられてしまったようで、25年1月まで延期するというニュースはあまり広まっていない印象だ。

 そんななか、楽天ペイは「ユーザーに寄り添う圧倒的なオープン戦略」を標榜する。キャンペーンに関する発表会ではプレゼン資料にあえて「他社クレジットカードも利用可能」と表記。PayPayに対する当てつけのような言い方が印象的であった。

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