セブン&アイHDはこの日、「そごう・西武」の米投資ファンドへの売却が完了したと発表。実質的な売却額は8500万円となる見込みで、企業価値は約2200億円と算定したが、そごう・西武などが抱える負債額などを差し引いた。米投資ファンドはそごう・西武が持つ池袋本店の土地などを約3000億円でヨドバシHDに売却し、有利子負債の返済にあてるという。

 このニュースにひろゆき氏は「ってことは1日で投資会社が1000億円儲けたってことじゃないですか。おかしくないですか、これ? お前らでやれよっていう話だと思うんですけど」と呆然。「2、3日とかで1000億儲けるっていうのを、アメリカの投資会社にやらせちゃうってあたりが、本当日本ってひもじくなってるなって思うんですよね」と呆れかえった。

 さらに「多分自分たちで土地を売って…ということができていればやってたと思うんですよ」と指摘し「でも日本人的な文化の中で、売ったらストライキのようなかたちで社員がいろいろあると。ヨドバシもヨドバシが直接買おうとすると、『ヨドバシが悪いやつだ』みたいな風評があるので、なんとかしたいけど日本の中ではできないよね、というのでアメリカの金持ちがバーンっと入って来て1000億円持ってっちゃったっていう」と背景を分析した。

 ひろゆき氏は「それだったら日本国内でちゃんと解決できればいいのに、『日本人だとこういう問題解決できないよね』っていうのが割と多いなっていう気がする」とため息。

 また百貨店というビジネス形態についても「結局デパートって僕の知る限り、アメリカだとニューヨークで、フランスだとパリで、本当に一国の首都に何店舗かあるぐらい。日本みたいに柏とか多摩センターとか観光客が全く来ないところにデパートがあるっていうのがそもそもおかしいんですよ。もうそういう時代じゃないっていうのをいまだに気づいていない、日本の商慣習の問題だと思う」と手厳しかった。

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