外国人が働くインド料理店を中心に空き巣を繰り返したとして、奈良署は11日、住所不詳、無職、山本凱士(よしひと)容疑者(30)を窃盗などの疑いで逮捕したと発表した。
「日本人が働く店に比べて警備が甘く、生活費を稼ぐためにやった」などと話し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は4月23日の未明から朝にかけて、埼玉県北本市の閉店中のインド料理店に玄関をバールでこじ開けて侵入。
レジにあった現金6万3850円などを盗んだとしている。
山本容疑者は奈良市のインド料理店から5月に現金を盗んだとして、窃盗などの罪で逮捕・起訴されている。
埼玉の店に帽子を落としていたことが分かり、付着したDNAから関連が浮上した。

 奈良署によると、山本容疑者はインド料理店を狙った理由について「警備会社と契約しておらず、レジに現金を残したまま閉店する店が多かったから」と説明。
今春以降、ネパール料理やスリランカ料理の店を含む8府県の計100店以上で同様の被害が確認されており、同署は関連を調べている

https://mainichi.jp/articles/20230911/k00/00m/040/208000c